きっかけは定時ダッシュ〜学校職員時代編〜完結しました
全148話「きっかけは定時ダッシュ〜学校事務職員編〜」完結です。
読んでくださったみなさま本当にありがとうございました。
登場人(兎)物を紹介します。
- 学校事務職員のゆずぽろ
- 教員1年目の5年2組担任でぶぽろ先生
- 教員10年目の5年1組担任おたぽろ先生
- 音楽専科のレミ先生
- 用務員の安倍川さん
- 6年2組担任の猫瓦先生
- 教務で理科専科ロッププ先生
- リーゼン教頭先生
- 一本毛校長先生
- ゆずぽろの同居兎きらぽろちゃん
こんなお話でした
場所はぽろぽろ小学校。
学校事務職員7年目のゆずぽろがいました。そこに教員1年目のでぶぽろ先生がやってきました。
ゆずぽろは給食を食べるのが楽しみで仕方ありません。
給食食べ終わった後は用務員室に行き、用務員の安倍川さんとおしゃべりすることが日課です。
でぶぽろ先生は忙しくも楽しい毎日を送っていると、ふと疑問に思いました。
「毎日21時まで働いているのになぜ残業代が出ないのでしょうか?」
でぶぽろ先生は夏休み中にプログラミングを学び、仕事効率化のために連絡アプリを作りました。
吹奏楽部顧問の猫瓦先生が病休に入り、でぶぽろ先生は未経験で吹奏楽部顧問に任命されました。
真面目なでぶぽろ先生は過去に演奏した曲などを調べつくし、無事運動会での演奏を成功させました。
ゆずぽろは「働くことの意味」を知りたくなり、同僚に聞いてまわりました。
学校職員時代の思い出
わたしは22才〜29才の7年間学校事務職員をしていました。
中学校4年間(この間に育休1年半)、小学校3年間です。
小学校に異動が決まったときはとても嬉しかったです。
なぜなら、給食があるからですw
小学校は1人配置で自由にやらせてもらっていました。
- 人間関係良好
- 毎日定時で帰れる
- 福利厚生ばっちり
- 仕事内容もむずかしくない
とかなりホワイトな職場でした。
でも心の中ではわたしが本当にやりたいことって何?と自問自答していました。
学校事務職員として何かを成し遂げたい!という目標がありませんでした。
仕事内容は1年を通してやることが決まっています。
- 入学式の準備
- 教科書配布
- 学年会計
- 学校予算
- 転出入
- 卒業式の準備
1度仕事内容を覚えてしまえば、やることは学校が変わっても大きくは変わりません。
単調な仕事の中にも楽しみを見つけようと思い、先生に消しゴムハンコを作って渡したり、職員室を整理整頓したり、印刷室を季節によって飾りつけを変えたりしていました。
自分が楽しいと思えることで、誰かが喜んでくれたら嬉しい。
「決まった仕事」をするよりも「自分で決めた仕事をしたい」という思いがどんどん強くなっていきました。
正規職員として就職すると、平日8時30分〜17時まで自分の身を学校に置いておかなければなりません。
最近流行っている?リモートワークができるなら良かったのですが、決まった場所にいなければなりません。
自分がいる場所を自由に選択したい、何時に何をするかも自分で決めたい。
公務員を辞めるなんてもったいないとまわりからは反対されます。
めっちゃ勉強頑張ってやっと掴んだ公務員の椅子。本当に手離してしまうの?と葛藤はありませいた。
悪く言えばわがままです。良く言えばこだわりが強い性格かもしれません。
そして30才になる直前に脱サラしフリーランスになることを決意しました。
まんがを楽しみに読んでくださったみなさまへ
ブログ、インスタ、ツイッターで漫画を読んでくださったみなさま本当にありがとうございました。
ゆずぽろ達のほのぼのした世界の中に、学校の良いところ、学校のブラックさ、それでも頑張っている姿などを見て共感したり何かを感じてくださっていたら嬉しいです。
漫画を読んで学校事務のお仕事に教務を持ってくださり「学校事務職員ってどんな仕事なの?」「学校事務職員目指してます!面接対策を教えてください」といったダイレクトメールがくることもありました。
キャラクター人気投票を取ったときにたくさん投票してくださったのも嬉しかったです。
自分の手から生まれて活躍してくれたキャラクター達を好きになってもらえるってすごい幸せなことだなあとしみじみです(*´∀`*)
「え、ゆずぽろ終わっちゃうの!?」というコメントをいただきました。
安心してください。
学校事務職員編が終わるだけで、ゆずぽろ達にはまだまだ活躍してもらいます!!!
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